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ふくしま虫の目探検隊
07.05.10
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サカハチチョウ

ヤマブキの花でみつを吸うサカハチチョウの春型。大きさはモンシロチョウほど=福島市佐原

模様を変えて羽のおしゃれ

 福島市郊外の雑木林で、ヤマブキの鮮やかな黄色の花が目立つ季節を迎えている。その林の中をヒラヒラと飛ぶチョウ。サカハチチョウの春型だ。夏型とは別のチョウに見えるほど羽の模様が違い、衣替えをするチョウともいわれる。

 サカハチチョウの春型は、5月上旬から見られ、羽の色がオレンジ色の明るい模様。7月上旬から見られる夏型は、八の字を逆さにした白い帯模様が現れる。

 羽の模様が変化するのは、幼虫・サナギ時代の日照時間と気温が深くかかわっているといわれる。春型の明るい羽模様は、春の花色に自らを溶け込ませようとしているのかもしれない。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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