みんゆうＮｅｔふくしま虫の目探検隊

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虫の目探検ＴＯＰ

07.05.17
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タカワゲラ

川辺の石の上を歩き回るカワゲラの一種。体長は２センチほど＝南会津町・伊南川

渓流の水ぬるみ活発に羽化

　５月に入り、夏を思わせる陽気の日も多くなってきた。例年になく雪が少なかった奥会津の河川も水がぬるみ、南会津町の伊南川ではカワゲラの羽化が活発になってきた。

　カワゲラの仲間は、山地の渓流に生息するものが多く、幼虫は砂や小石の中にすむ。種によって好む水質が異なるので、川の汚染度を測る指標にもされる。カワゲラのほかトビケラ、カゲロウなどは、そこに生息する魚類の餌としても重要な働きをしている。

　水生昆虫の動きが活発になってくるこの時季、渓流のイワナやヤマメは体力が回復し、浅黒かった体色から本来の美しい姿になってくる。

（写真と文・矢内靖史カメラマン）

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