みんゆうＮｅｔふくしま虫の目探検隊

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虫の目探検ＴＯＰ

07.05.31
５２

タニホントカゲ

草むらに潜むニホントカゲの幼体。体長は２０センチほど＝伊達市梁川町

美しい青い尾は幼体だけ

　
気温が上がる前の朝、草むらで日なたぼっこするニホントカゲ。幼体は鮮やかなしま模様で、尾は青く美しい。成熟した雌は、間もなく産卵期を迎える。

　ニホントカゲは、人家の周辺から山地まで幅広く生息する。よく似たカナヘビに比べると体が太くてつやがあるので区別できる。成熟すると、体のしま模様も尾の青色も消えてしまう。幼体と成体で体色が違うため、別の種類と思っている人も多いようだ。

　尾をつかまれると、自ら尾を切って逃げることで知られる。切れた尾が激しく跳ね回る間に隠れてしまう。青い尾は、自切した際に敵の注意をそらす効果があるという。

（写真と文・矢内靖史カメラマン）　

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