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ふくしま虫の目探検隊
07.08.09
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オオムラサキ

雑木林を飛び回るオオムラサキ。脚の数が4本に見える=伊達市梁川町

気品と貫禄、紫の美しい羽
 
 夏の雑木林を代表するチョウ「オオムラサキ」。アゲハチョウよりも大きく、雄は青紫の羽が美しい。飛行は速く、真夏の強い日差しをはね返すように飛び回る。国チョウにふさわしい気品と貫録を併せ持つ。
 成虫はクヌギやコナラの樹液に集まり、カブトムシやクワガタムシとともに見られることもある。雄は縄張りを持ち、ほかのチョウを追い掛け回す。
 タテハチョウの仲間には、前脚が4本に見えるものが多い。これは、前脚が退化しているためで、実際は頭部と中脚の間に小さく折り畳まれている。前脚は歩行の役には立たず、食べ物の味を確かめるのに使われるという。
(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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