みんゆうＮｅｔふくしま虫の目探検隊

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虫の目探検ＴＯＰ

07.11.08
７２

コムラサキ

鮮やかな紫色が初冬の風景に印象的なコムラサキ＝伊達市梁川町・やながわ希望の森公園

ひときわ目を引く紫の実

　里山の木々も葉を落とし始め、冬の気配も強まってきた。目に付くのは色とりどりの木の実。中でもコムラサキの実は、小粒ながら鮮やかな紫が公園などでひときわ目を引く。

　コムラサキは、一般に「ムラサキシキブ」と呼ばれ、庭先や公園に植えられることが多い。本来のムラサキシキブは雑木林などに自生するが、コムラサキに比べて実付きがまばら。

　コムラサキの実は、冬鳥のジョウビタキの大好物。間もなく冬期閉鎖する伊達市梁川町のやながわ希望の森公園では、紫の実を食べにきたジョウビタキの「ヒッヒッ、カチカチ」という不思議な鳴き声が林に響いていた。

（写真と文・矢内靖史カメラマン）

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