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ふくしま虫の目探検隊
07.11.22
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ヒミズ

頭胴長は9センチ前後のヒミズ。目は明るさを感じる程度で、絶えず鼻をヒクヒクさせて障害物や餌を見分ける=天栄村

日中も活動する小型モグラ
 モグラといえは、トンネルを掘り進み、地上には決して出てこないイメージがあるが、ヒミズは半地下性で、日中も落ち葉の下などで活動する小型のモグラ。

 ヒミズ(日不見)の名称も、「モグラの仲間は太陽の日に当たると死んでしまうという迷信から付けられたのでしょう」と、天栄村の湯本地域で生物調査をする岩崎雄輔さんは言う。モグラの仲間は、4時間活動して4時間休息するサイクルで生活しているという。

 低地から山間部まで幅広く生息し、土壌生物は何でも食べる。岩崎さんによると、学術調査のため捕獲した個体も、甲虫の幼虫を1日、40匹以上食べる意外な大食漢。(写真と文・矢内靖史カメラマン)

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 

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