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06.09.02
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銀鱗を光らせる落ちアユ
勢いよい水しぶきとともに、やな場に打ち上げられる落ちアユ
やな漁解禁/若松・芦ノ牧温泉の阿賀川
 落ちアユのやな漁が1日、解禁となった。会津若松市芦ノ牧温泉上流の阿賀川にある「殿様やな場」では、成長したアユが銀鱗(ぎんりん)を光らせ、跳びはねている。

 アユの語源は、古語の「あゆる」から来たものだとされる。あゆるとは落ちるという意味で、川で成長したアユが産卵を控えて川を下ることから名付けられたという。

 アユは姿、味ともに申し分のない日本を代表する淡水魚。縄張りをつくる習性を利用した友釣り、秋のやな漁など独特の漁法が発達している。しかし、稚魚が海から上流部まで遡上(そじょう)することができる河川は、少ないのが現状だ。

(写真と文・矢内靖史カメラマン) 
 


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