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06.12.03
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冬の日映す 羽根の水玉
水をはじき、水玉をつくるカモの羽根=福島市岡部・あぶくま親水公園
阿武隈川の渡り鳥

 県内各地にハクチョウやカモなど水鳥の飛来が本格化している。福島市岡部のあぶくま親水公園には現在、約300羽のハクチョウと約4000羽のカモが羽を休めている。

 ハクチョウやカモの長距離の渡りを支える羽根は、水をはじき、羽毛の間にたくさんの空気を含むことが知られる。水面に浮き、寒さから身を守るため、お尻にある油脂腺から出る脂を、体全体に塗る“羽づくろい”を欠かさない。

 抜け落ちた羽根は水をはじき、水玉が師走の柔らかな日差しを反射させていた。

(写真と文・矢内靖史カメラマン)
 


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