島耕作(中) 作者の取材力に脱帽

 

 ハロー☆ 前回に引き続き、漫画「島耕作」の魅力について語っていきたい。

 彼が出世してく道中には、上司に嫌われ、社内の派閥によって地方に飛ばされたりすることもある。このような、どろどろした会社の人間関係を描き、かつ、その先でも活躍を見せる島耕作。

 はたまたワインを扱う貿易会社や、レコード会社にまで席を置かされながらも、懸命にイチから勉強、そして旧来の業界にとらわれないアイデアで巧みに生き残っていく。

 さらに、何も知らない島耕作と共に、読者である自分もワインなどの勉強ができるほど、この漫画の情報量は多い。流石(さすが)にレコード会社のエピソードは理解している業界ではあるが、それでもこの作者の取材力と勉強熱心さには脱帽である。

 このあたりは「部長」時代の話であるが、次回はいよいよ会社の役員クラスへ突入した魅力を紹介しようと思う! ではまた~☆