島耕作(下) 偶然続き楽しさ増す

 
民友さんの作者インタビュー(偶然?)

 ハロー☆ いよいよ最終章だ。

 島耕作はアジア圏への海外赴任も担当する。そこで韓国や中国の台頭、今後のインドなどの可能性も描かれる。日本がなぜ韓国などに抜かれ、世界に後れを取ってしまったか。流れは高性能高品質ではなく、シンプルな機能と低価格へと移行する情勢が勉強できてしまう。

 その後役員レベルへの出世も果たすと、政治家との付き合いが生まれ、日本全体の発展へスケールが広がるのだ。現在は会長を経て、相談役編が連作中。今後の展開が楽しみだ。

 そして全くの偶然であるが、僕の父と島耕作が互いに昭和22年生まれで、全くの同い年であることも楽しめた要因の一つである。時代の流れをこの作品から後追い勉強できた。また、先日民友さんの記事に、作者・弘兼憲史氏のインタビューが掲載されていたのも奇妙な偶然だ。

 今後も僕は島耕作を応援していきたいと思う!