【知りたい資産運用(22)】 「守り」と「攻め」組み合わせ

 

 資産運用のポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)の有効な手法として当行では中長期で資産を育てる基本戦略である「コア・サテライト運用」をお勧めしています。

 「守り」の資産である「コア部分」で中長期的な安定収益を期待し、「攻め」の資産である「サテライト部分」では投資のタイミングを図りながら比較的高いリターンを目指して積極的に運用します。それらを分けて考え効果的な運用をする仕組みです。

 コア部分は国内債券、海外債券(為替ヘッジあり)、バランスファンドなどで、安定的な動きで長期保有を目指します。サテライト部分は国内外の株式や不動産(REIT)などで、値動きが大きくタイミングを見て売買する運用です。

 コア運用・バランス運用にそれぞれ役割がありバランス良く複数銘柄を保有することが基本ですが、投資初心者には特に売買のタイミングを気にせず、市場環境に左右されにくく安定運用を目指す「コア運用」から投資を始めてみてはいかがでしょうか。

 (東邦銀行金融商品営業部担当部長・関根敦)