【相馬市千客万来館】 ネコ館長が招く交流の場

 
ネコ館長として訪れる人を出迎える「みそ」

 相馬市千客万来館(せんきゃくばんらいかん)は城下町(じょうかまち)をイメージした日本風の建物で、名前には人々が交流する場になってほしいとの願いが込(こ)められています。

 2015(平成27)年3月にオープンし、相馬野馬追や松川浦(まつかわうら)観光のほか、スポーツ施設(しせつ)などの情報提供(じょうほうていきょう)、宿泊(しゅくはく)施設の案内を行っています。復興(ふっこう)の視察(しさつ)に来る人も受け入れています。

 昨年1月には、雄(おす)ネコの「みそ」(5歳(さい))が同館のネコ館長になりました。みそは同市の仮設住宅(じゅうたく)に捨(す)てられていましたが、ともに市職員(ししょくいん)の杉茂(すぎしげる)さん(46)と奥(おく)さんの晴香(はるか)さん(47)が保護(ほご)しました。杉さん夫妻(ふさい)は「みそがきっかけになり、千客万来館が多くの人が集まる施設になってほしい」と話しています。

 館内で売られているみそのTシャツやバッグなども人気です。みそは土、日曜日、祝日を中心に不定期で出勤(しゅっきん)し、来館者を出迎(でむか)えています。

 【どこで?】相馬市千客万来館 相馬市中村字北町55の1。JR相馬駅から車で5分。

みんゆうジュニア情報局