【聖徳太子神社】 大工の神様と言い伝え

 
観月台文化センターの近くにある聖徳太子神社

 国見町観月台(かんげつだい)公園のため池のほとりにある神社です。約1400年前(飛鳥(あすか)時代)の皇族(こうぞく)・政治家(せいじか)で、以前の1万円札に描(えが)かれていた聖徳太子(しょうとくたいし)は、町とどんな関係があるのでしょうか。

 実は、聖徳太子には大工さんの神様という一面もあり、「聖徳太子神社」は全国各地にあります。聖徳太子が大工道具の曲尺(かねじゃく)を発明したという言い伝えがあるからです。

 国見町の聖徳太子神社は、伝承(でんしょう)によると、昔は小坂地区の山にありましたが、大雨で水に流され、現在(げんざい)建っている場所に行き着いたとされています。少なくとも江戸(えど)時代には今の場所にあったようです。もともとは大工さんが技術(ぎじゅつ)の向上や商売繁盛(はんじょう)を願って建てたのでしょうか。

 現在の社殿(しゃでん)は1970(昭和45)年に建てられました。毎年5月には町の農業市と同じ日に祭礼が行われています。

 【どこで?】聖徳太子神社(しょうとくたいしじんじゃ) 国見町観月台(かんげつだい)文化センター入り口そば。JR藤田駅(ふじたえき)から徒歩5分、東北道国見インターチェンジから車で5分。

みんゆうジュニア情報局