【円谷幸吉メモリアルホール】 シューズや五輪銅メダル

 
円谷のシューズなどが並ぶ館内。安藤さんは「円谷の業績を知ってほしい」と話しています

 須賀川(すかがわ)市出身で1964(昭和39)年東京五輪マラソン銅(どう)メダリストの円谷幸吉(つぶらやこうきち)(1940~68年)を紹介(しょうかい)する施設(しせつ)です。円谷の家族から資料(しりょう)が提供(ていきょう)され、市が須賀川アリーナの中に2007(平成19)年につくりました。

 64年大会では、円谷の走りに多くの人が心を動かされました。後ろを振(ふ)り向かず、ひたすら前を見て走る。この姿勢(しせい)は、父の「振り返るのは自分に自信がないからだ。堂々とやって勝て」との教えによるものといわれています。

 同ホールでは、マラソンシューズや銅メダル、「忍耐(にんたい)」とつづられた直筆の書などから、円谷について学べます。同ホールを管理する市スポーツ振興(しんこう)協会の安藤(あんどう)昭人さん(57)は「来年はいよいよ東京五輪・パラリンピック。ぜひ来館し、円谷の業績(ぎょうせき)について知ってほしい」と話しています。

 【どこで?】円谷幸吉メモリアルホール 須賀川市牛袋町5。

みんゆうジュニア情報局