【小高パイオニアヴィレッジ】 新たな仕事、生まれる場

 
共同の仕事場などが設けられている小高パイオニアヴィレッジ

 新しく事業を始めたり、会社を設立(せつりつ)したりする起業家の活動拠点(きょてん)となるよう、さまざまな機能(きのう)が用意された施設(しせつ)です。東日本大震災(だいしんさい)と東京電力福島第1原発事故(じこ)からの復興(ふっこう)が進んでいる南相馬市小高区につくられました。

 首都圏(けん)などから同市に移(うつ)り住んだ起業家たちが働ける共同の仕事場や、長期間滞在(たいざい)できる簡易宿泊(かんいしゅくはく)スペースなどがあります。

 このほかガラスアクセサリーの工房(こうぼう)もあり、地元の人たちがガラス職人(しょくにん)として技術(ぎじゅつ)を磨(みが)いています。

 施設を運営(うんえい)する小高ワーカーズベース社長の和田智行(ともゆき)さん(42)は「国内外問わず、さまざまなアイデアや技術を持った人たちに施設を自由に活用してもらいたい。古里小高に、新たな仕事や事業が生まれていくような場所にしていきたい」と話しています。

 【どこで?】小高パイオニアヴィレッジ 南相馬市小高区本町1の87。営業(えいぎょう)時間は午前10時~午後6時。定休日は土日祝日(宿泊(しゅくはく)は不定休)。

みんゆうジュニア情報局