【姫ます寿司】 金山名物、濃厚なうま味

 
8年ぶりに復活した姫ます寿司

 おいしい押(お)しずしです。県内で金山町(かねやままちの沼沢湖(ぬまざわだけに生息するヒメマスが使われています。東京電力福島第1原発事故(じこ)の影響(えいきょう)で販売(はんばい)がほぼ休止状態(じょうたい)になっていましたが、同町観光物産協会が10月、観光PRのため約8年ぶりに復活(ふっかつ)させました。

 ヒメマスはサケ科の淡水(たんすい)魚で、ほかのサケと違(ちが)い、海に下ることなく湖などにとどまるのが特徴(とくちょう)です。沼沢湖では原発事故が起きてから漁が行われていませんでしたが、2016(平成28)年に解禁(かいきん)されました。

 サケ類で最も味が良いともいわれていて、臭(くさ)みが少なく濃厚(のうこう)なうま味があります。「姫(ひめ)ます寿司(ずし)」はヒメマスの味に加え、サンショウや大葉の香(かお)りも楽しめます。

 販売再開はJR只見(ただみ)線全線再(さい)開通に向けた観光PRの一環(いっかん)。来年2月末まで土、日曜と祝日限定(げんてい)でJR会津(あいづ)川口駅で販売されています。

 【どこで?】金山町(かねやままち)観光情報(じょうほう)センター 金山町川口字森ノ上の会津川口駅構内(こうない)。

みんゆうジュニア情報局