【染屋(旧杉原家住宅)】 田島で一番古い染め物屋

 
藍染め体験が行われる染屋(旧杉原家住宅)

 南会津町(みなみあいづまち)の奥(おく)会津博物館(はくぶつかん)敷地(しきち)内にある染屋(そめや)(旧杉原家住宅(きゅうすぎはらけじゅうたく))です。染屋は布(ぬの)を染める染め物屋さんのことです。

 同町では200年以上前から、藍(あい)という植物の葉や茎(くき)を使って布を染める藍染めが行われていて、明治から昭和初期にかけては町内に16軒(けん)の染屋がありました。旧杉原家は同町田島地区で最も古い染屋で、町指定重要有形民俗(みんぞく)文化財(ざい)に指定されています。1988(昭和63)年に今の場所に移されました。

 同町は、東京五輪・パラリンピックに出場するアルメニア共和国のホストタウンに登録されました。その記念品として、同国に藍染めのネクタイを贈(おく)りました。

 最近、地元の田島藍染保存会(ほぞんかい)が同博物館オリジナルの「本藍染仕事着」を作りました。同博物館の渡部(わたなべ)徹館長(61)は「藍染めで南会津をPRしたい」と意気込(いきご)んでいます。

【どこで?】奥会津博物館(おくあいづはくぶつかん)来年3月から藍染(あいぞめ)体験が再開されます。(現在(げんざい)は休止中)。

みんゆうジュニア情報局