【金沢翔子美術館】 有名な作品が見られるよ

 
金沢さんがイベントで揮毫を行う日本庭園。カフェでは庭園を眺めながら季節のメニューを味わえます

 ダウン症(しょう)の書家でいわき応援(おうえん)大使の金沢翔子(かなざわしょうこ)さん(東京都)の作品約180点を収蔵(しゅうぞう)しています。展示(てんじ)されているのは代表作「共に生きる」や、NHK大河(たいが)ドラマの題字「平清盛(たいらのきよもり)」など約80点で、力強い筆遣(ふでづか)いの作品を見学できます。

 オープンは2012(平成24)年1月。金沢さんが東日本大震災(だいしんさい)からの復興(ふっこう)の力になりたいと思っていたこと、金沢さんが同市の呉服専門店(ごふくせんもんてん)「きもの乃館丸三(のやかたまるさん)」の創業者(そうぎょうしゃ)・小林英子さんの一周忌(いっしゅうき)で作品を書いたことなどをきっかけに、同店の中につくられました。イベントの時は、金沢さんが広々とした日本庭園で、書の作品を書き上げます。

 予約をすると、書道や着物の着付けなどが体験できます。カフェなどもあります。スタッフの大塚了巳(おおつかさとし)さんは「書や庭園を楽しみ、和の空間で日本文化の良さを感じてほしいです」と話しています。

 【どこで?】金沢翔子美術館(かなざわしょうこびじゅつかん) いわき市遠野町根岸字横道71。

みんゆうジュニア情報局