【天ぷらまんじゅう】 しょうゆをつけて食べる

しょうゆをつけて食べる天ぷらまんじゅう
会津(あいづ)地方には、お菓子(かし)のまんじゅうに天ぷらの衣(ころも)をつけて揚(あ)げる「天ぷらまんじゅう」という食べ物があります。甘(あま)い天ぷらまんじゅうですが、「おやつ」ではなく「おかず」として家庭の食卓(しょくたく)に上がり、しょうゆをつけて食べるのが定番です。
お盆(ぼん)やお彼岸(ひがん)などで仏前(ぶつぜん)にお供(そな)えし、かたくなったまんじゅうを、おいしく食べるために揚げたのが始まりといわれています。全国でもとても珍(めずら)しい食べ物ですが、会津地方には古くから天ぷらまんじゅうを食べる文化があり、特に法事には欠かせないという地域(ちいき)もあります。学校給食の献立(こんだて)で出ることもあります。
創業(そうぎょう)100年を超(こ)える会津若松(わかまつ)市の「強清水(こわしみず) 元祖清水屋(がんそしみずや)」では、自家製(せい)のまんじゅうを揚げた天ぷらまんじゅう(1個100円)を提供(ていきょう)しています。揚げたてはさくさくとした食感で、温かいあんことしょうゆの相性(あいしょう)がよく人気があります。
【どこで?】強清水 元祖清水屋(こわしみず がんそしみずや) 会津若松(あいづわかまつ)市河東(かわひがし)町八田字沢目406の1。営業時間は午前10時~午後4時30分。火曜休み。