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漢字の世界54

 

四字熟語
【2006.03.20】
天衣無縫(てんいむほう)

飾り気なく純真な人柄

 詩や文章が自然に美しくできていること、人柄が飾り気なく純真なことのたとえ。「天真爛漫」に近い。

 昔、郭翰(かくかん)という人物が、夏の夜に庭で寝ていると、天から女性がしずしず降りて来て、「私は織女(しょくじょ)です」と名乗る。郭翰がその着物をよく見ると、どこにも縫目(ぬいめ)がない。わけを尋ねると「天女の着物はもともと針や糸で作ったものではありません」と答えたという。『霊怪録(れいかいろく)』という書に見える話である。

 「天衣」は、天女の着物、「無縫」は、縫目がない。天女の着物は縫目がないように、出来た詩文には技巧の跡がなく、完全で美しいこと。転じて、飾り気なく純真な人柄をいう。

 もっとも、そういう人はなかなかいないものだが。

全国漢文教育学会長
石川 忠久 
 

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