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漢字の世界74

 

四字熟語
【2006.04.13】
和光同塵(わこうどうじん)

才能を隠し人々と交わる

 才能を包み隠して、人々と交(まじ)わること。「光を和(やわら)げ、塵に同じうす」と読む。

 出典は『老子』。「其(そ)の光を和げ、其の塵に同じうす」と、そのままの文章がある。

 人間はとかく自分の才能や知識をひけらかし、目立とうとする。すると、何か禍(わざわ)いが起こった時、目立つ者がまっ先に害にあう。だから、なるべく才知は表に出さず、俗世間の塵の中にまみれていなさい、そうすれば害にもあわず、安穏(あんのん)に暮らしていける、という人生哲学を述べたもの。わが国の「能ある鷹(たか)は爪(つめ)を隠す」という諺(ことわざ)に近い。

 楚(そ)の屈原(くつげん)と漁師(隠者)の問答が有名。屈原が才能を嫉(ねた)まれて放逐されたのを、漁師が「酒に酔い、泥に塗(まみ)れなさい」と諭(さと)した。

全国漢文教育学会長
石川 忠久 
 

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