minyu-net

連載 ホーム 県内ニュース スポーツ 社説 イベント 観光 グルメ 健康・医療 購読申込  
 
四字熟語TOP
漢字の世界324

 

四字熟語
【2007.02.07】
修身斉家(しゅうしんせいか)

身や家庭の修養に努める

 身の修養に努め、家をきちんとする。

 「身を修め家を斉(ととの)う」と読む。『大学』(四書の1つ)の語。

 『大学』は孔子の孫の子思が著したものという。儒家の経典の1つ『礼記(らいき)』の中の一篇(ぺん)を、『中庸』とともに取り出して独立させたもの。なお、この二篇に『論語』と『孟子』を加えて「四書」と称する。「学庸論孟(がくようろんもう)」という言い方もする。

 『大学』の本文では、「修身斉家」をするためには、「致知(ちち)」(物事の善悪を知る)「誠意(せいい)」(誠実に考える)「正心(せいしん)」(心を正しくする)ことが必要と言い、さらに「治国」(国を治める)「平天下(へいてんか)」(天下を安定させる)へと進むと説く。

 天下国家はまず家庭や身の修養が基本との考えだ。  


全国漢文教育学会長
石川 忠久 
 

福島民友新聞社
〒960-8648 福島県福島市柳町4の29
ネットワーク上の著作権(日本新聞協会)
国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) 2001-2004 THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN