【3月24日付編集日記】地域のシンボルを外出先に

 

 どこの地域にも、人々の生活と共に歴史を重ねてきたシンボルが存在する。福島市には、福島盆地の中央に位置し市街地を一望できる信夫山がある

 ▼四季の風景、市民らの暮らしとの関わりを捉えた作品を募る「信夫山フォトコンテスト」は4回目を数える。桜の下でくつろぐ家族、大わらじの奉納など、これまでに寄せられた作品からは信夫山と人々との深いつながりがうかがえる

 ▼陽気に誘われて信夫山に登ってみた。標高は300メートルに満たないが、さまざまな散策やトレッキングのコースがあり、いくつもの展望スポット、史跡や変化に富む景観は、訪れるたびに違った表情を見せる

 ▼1日8千歩歩き、このうち早歩きなどの運動を20分することで、病気の発症率が約10分の1に低下する。東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利運動科学研究室長が、65歳以上の人を対象にした疫学調査から導いた結論だという。「閉じこもらないことが何より大切」と呼び掛ける

 ▼新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ただでさえ外に出る機会が少なくなりがちだが、屋外の散歩などは感染リスクが低いとされる。外出先の一つに地域で親しまれているスポットを加えてみてはどうだろう。