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ベスト4がそろう 小高工「3度目の正直」

ベスト4がそろう 小高工「3度目の正直」

【磐城―小高工】ベスト4に進出を決め喜びを爆発させる小高工ナイン=あづま球場

 福島市のあづま球場、白河市の白河グリーンスタジアムで20日に行われた第90回全国高校野球選手権記念福島大会第8日の準々決勝で、甲子園への出場権を争う4校が決まった。
 第1シード聖光学院は、機動力を生かした攻撃で学法石川に7―2で快勝。第3シード郡山商は、土壇場の9回で追いつき、延長10回に1点を勝ち越して安積に逆転勝ちを収めた。第5シード小高工は一時、磐城に逆転を許したが終盤に打線が集中し、4―2で激戦を制した。ノーシードから勝ち上がった湯本は中盤に逆転を果たし、第7シード福島商を下した。
 聖光学院は昨年に続き、郡山商と湯本は2年ぶり、小高工は6年ぶりの4強入り。
 21日は移動日で、準決勝2試合は大会第9日の22日にあづま球場で行う。対戦カードは聖光学院―小高工、郡山商―湯本。

 すべて逆転勝ちで勢い
 勝利を信じて流した汗は、小高工ナインを裏切らなかった。昨秋、今春の県大会で2度にわたって苦杯をなめた磐城に、3度目の対戦で雪辱した。ゲームセットの瞬間、マウンドで高々と両腕を突き上げた西川和美(3年)を囲み、ナインの歓喜の輪が広がった。
 「2度も負けた相手にはもう負けられない」。小高工ナインは冬場の毎日の走り込みで足腰を鍛え「これだけやってきたんだ」と精神的な自信を付けてきた。しかしまさかの春の連敗に「打倒磐城」を目標に一つに掲げた。
 「選手たちが苦しい試合を経験して成長している」と片山龍監督。夏の福島大会はこれまで3試合を戦い、すべての強豪校に逆転で勝利。磐城戦で決勝打を放った栗原優輝(3年)は「僕らは逆転で勝ち上がった。最後まで負ける気がしなかった」。接戦を勝ち抜いた自信がナインを春から大きく成長させていた。
 4試合連続の逆転勝ちで、夏の大会チーム最高位のベスト4に並んだ。次戦は昨夏の3回戦で敗れた聖光学院。「相手は強いが自分たちの野球をすれば勝てる」と栗原。“逆転の小高工”の通り名を受け、夏の最高位更新を狙う。

       >>>> 《 7月20日の試合結果 》
◎―― 県営あづま球場 ――◎
      学石10安打も好機生かせず
 ▽準々決勝
聖光学院
1
0
1
0
0
1
1
2
1
7
学法石川
0
0
0
0
1
0
0
0
1
2
      昨秋、春に苦杯なめた磐城に雪辱
 ▽準々決勝
磐城
0
0
0
1
1
0
0
0
0
2
小高工
1
0
0
0
0
1
0
2
×
4
◎―― 白河グリーンスタジアム ――◎
      湯本、「あきらめない」メンタルで成長
 ▽準々決勝
福島商
0
0
2
0
0
0
0
0
0
2
湯本
0
0
0
0
0
3
2
0
×
5
      郡山商、9回に3点差追い付き 延長制す
 ▽準々決勝
10
郡山商
0
0
0
0
0
0
0
0
3
1
4
安積
0
2
0
0
0
0
1
0
0
0
3
                                            (延長10回)
(2008年7月21日 福島民友・高校野球ニュース)
 

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