【聖光学院―学法石川】８回表聖光学院無死二、三塁、渡辺翼のスクイズで三走関根が生還。捕手星＝あづま球場

　強い聖光学院がグランドに戻ってきた。夏の甲子園出場校同士の私立校対決となった聖光学院―学法石川。４季連続の甲子園を狙う第１シード聖光学院がそつがない横綱ぶりを発揮、学法石川を圧倒した。
　「相手に関係なく、自分たちの野球をする」と話す主将の黒羽剛広（３年）。春の県大会で磐城に敗退。体力的、精神的にも一から鍛え直した。学法石川戦は相手守備陣の乱れに乗じて加点、次の塁を狙う積極的な走塁が随所に見られ、守備でも相手のチャンスの芽を摘む連係プレーも目立った。
　これからの戦いで必要なのは「何事にも全力で向かっていく気持ち」と斎藤智也監督。初戦となったあさか開成との接戦を制し、試合を重ねるごとに徐々に調子を上げてきた聖光学院。もはや９１校の頂点が見え始めているようだ。
（２００８年７月２１日　福島民友・高校野球ニュース）