開会式後、開幕試合を観戦する聖光ナイン＝甲子園球場

　　第９０回全国高校野球選手権大会は２日、５５代表校が参加して甲子園球場で開幕した。開会式は午前９時に始まった。歴代優勝校の校旗などに続き、昨夏に初優勝した佐賀北（佐賀）が先頭で浦添商（沖縄）から駒大岩見沢（北北海道）まで南から北の順に代表校が行進した。
　本県の聖光学院は、全国の地方大会を勝ち抜き出場を果たした５４校とともに堂々と入場行進した。
　９０回目記念を示す「９０」の文字が大きく掲げられた右翼側外野席付近のゲート。４８番目に登場した聖光学院ナインは、岡崎航副主将（３年）の掛け声に合わせ、スタンドを埋めた約４万４０００人の大観衆を前に落ち着きある行進を披露した。

　リラックスし観戦
　開会式を終えた聖光ナインは、一塁側スタンドから駒大岩見沢−下関工の開幕試合を観戦した。選手たちは、開幕試合の独特の雰囲気を肌で感じながら白球の行方を追っていた。
　黒羽剛広主将は「４回目の甲子園なので、冷静に試合を観戦できる。第三者的に野球を見るのは面白い」と落ち着いた口調で語った。ほかのナインも好プレーに拍手を送るなど終始リラックスした表情で観戦していた。　
（２００８年８月３日　福島民友・高校野球ニュース）