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  ▽3回戦
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聖光学院8強、県勢33年ぶり 市岐阜商に逆転勝ち

聖光学院8強、県勢33年ぶり 市岐阜商に逆転勝ち

【聖光学院−市岐阜商】6回表聖光学院2死二塁、佐藤竜の左前打で二走安田が勝ち越しのホームイン。捕手加藤=甲子園

 第90回全国高校野球選手権記念大会第12日は13日、兵庫県西宮市の甲子園球場で3回戦を行い、本県代表の聖光学院は岐阜県代表の市岐阜商に5−2で快勝。春夏を通じて県勢初となる岐阜県勢との対決を制して、同校初、県勢としては33年ぶりにベスト8入りを果たした。
 準々決勝は15、16の両日、同球場で行われる。組み合わせ抽選は14日の第1試合終了後で、聖光学院の対戦校と試合日程が決まる。
 聖光学院は、序盤に本塁打などで2点のリードを許したが、中盤から徐々に本領を発揮。4回に代打斉藤の右前打で1点を返し、反撃ののろしを上げた。ビッグイニングとなったのは6回。2死二塁から安田、佐藤竜、竹沢、田村の連続安打で一挙に4点を奪い、鮮やかに逆転した。盗塁や犠打で相手チームに揺さぶりをかける得意の機動力野球を貫いたことが勝利につながった。
 初戦に続いて先発した佐藤竜は立ち上がりこそ安定感を欠いたが、尻上がりに調子を上げ、持ち球のスクリューとカーブを駆使して、相手打線を翻弄(ほんろう)。9奪三振の力投を披露して完投した。

 投打に満点バッテリー 逆転信じ冷静さ保つ
 「逆転のチャンスはいつか訪れる。確実にアウトを取っていこう」。淡々と自分たちの仕事をこなした先発佐藤竜哉(3年)と捕手竹沢大貴(2年)のバッテリー。6回の逆転機には打撃でも存在感を示し、そろって勝利の立役者となった。
 試合後の勝利者インタビューで「目標はまだまだ上なので」とクールに話した佐藤竜だが、この試合、胸に期すものがあった。昨夏の甲子園で3回戦に先発したが、3点を奪われて2回途中で降板。力不足を痛感した。「悔しいKO」をきっかけに制球力を磨き、スクリューという新たな武器も取得、甲子園のマウンドに戻ってきた。
 再びベスト8入りを目指し先発マウンドに登った市岐阜商戦。序盤は球が甘く入り、本塁打も浴びた。「しょうがない。気にせず投げて」という竹沢の一言が佐藤を楽にした。
 球を低めに集めるよう意識を切り替え、本来の切れが戻った。竹沢も市岐阜商打線の裏をかいて先輩をリード、「甲子園」に昨夏の借りを返した。
 「2失点はしたが、満点の投球」と佐藤をたたえる竹沢。佐藤は足にだるさを感じながらも完投し「雪辱できたのは、野球をよく知っている頼れる女房役がいたから」と会心の笑顔。バッテリーの強い信頼が勝利を呼び寄せた。
(2008年8月14日 福島民友・高校野球ニュース)

 

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