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横浜打線、投手陣を強襲 仲田と佐藤竜、躍進の原動力
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【聖光学院−横浜】5回裏横浜2死二塁、筒香(手前)に2点本塁打を浴び肩を落とす聖光学院のエース仲田=甲子園
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満を持してマウンドに登った背番号「1」仲田浩人(3年)と、躍進の原動力として甲子園で力投を続けてきた佐藤竜哉(3年)。聖光学院が誇る二枚看板も、横浜の強力打線を封じることはできなかった。
今夏の甲子園で初登板となった仲田。「正直、投げたかった」と、胸を弾ませてマウンドに向かった。しかし、いつものような球威がなく「制球もよくなかった」。甘い球を見逃さない横浜打線に序盤からリードを許した。5回には、高めに浮いた球を横浜の主砲筒香嘉智(2年)に2ランを浴び、この回マウンドを降りた。「調子自体は悪くはないと思っていたが、失投もあった」と振り返る。
「これ以上は、点をやれない」。強い気持ちで仲田を救援した佐藤竜だが、3連打と筒香の満塁本塁打で、わずか22球で交代。横浜は佐藤竜の武器スクリュー対策を万全に佐藤竜に挑み、リズムを崩された。3番手横山貴明(2年)に「ごめんな」とボールを手渡して降板した佐藤。帽子を取ってベンチに一礼。「自分のせいで打たれ、申し訳なく思った」。
それでも、甲子園ベスト8に導いてきたのは2人の強力な“エンジン”があったから。「全国制覇」の目標は達成できなかったが、2人の力投は「常勝」聖光学院野球部の歴史に刻まれるだろう。
(2008年8月17日 福島民友・高校野球ニュース) |
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