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「聖光頑張れ」声の限り 「悔しさ次に生かせ」

「聖光頑張れ」声の限り 「悔しさ次に生かせ」

ベスト4入りを信じてナインに声援を送り続ける聖光学院応援団=甲子園一塁側アルプススタンド

 「ナイスゲーム」。夏の甲子園大会第15日の16日、一塁側アルプススタンドに陣取った約550人の聖光学院応援団は、県勢37年ぶりのベスト4進出に挑んだナインに声をからして応援。猛暑の中、延べ5日間にわたり滞在、選手とともに夢を追い掛けた27イニングは最後までフルパワーだった。
 2点を追う4回、後藤牧人校長(75)はブラスバンドに交じって愛用のサクソホンを演奏。この後押しを受けてか、渡辺翼選手(3年)が内野ゴロで1点を返し、応援席から地響きのような声援がわき上がった。
 試合は5回に2点、6回にも大量6点を奪われるなど苦しい展開。応援団は逆転を信じて声を届けた。野球部OBも大勢駆けつけ、昨年の主将高橋晋平さん(19)は「100パーセントの力を出せば絶対に大丈夫」と後輩たちを鼓舞。6回終了時に激しい雨で約40分間中断したが、応援はやむことはなかった。
 敗戦にうなだれ整列する聖光ナインに、応援団も目に涙をため「よく頑張った」。「後輩には絶対に全国制覇を果たしてほしい」と話す野球部の大橋慶太さん(3年)の言葉が、部員や応援団全員の気持ちを表していた。

 選手を褒めたい 学校で保護者ら声援
 伊達市の聖光学院では、柔道部員らと保護者が視聴覚教室の大型スクリーンで観戦。遠藤道雄同学院理事長も食い入るようにスクリーンを見つめ、敗戦が決まると「選手、特に投手が疲れていたようだが、ここまでよく自分の役割を果たしてくれた」と8強入りしたナインをたたえた。
 初の準々決勝でメガホンを打ち鳴らし応援していた柔道部員らだが、中盤以降の厳しい試合展開に次第に声を失い、最後の打者が倒れると、「アー」と落胆の声が漏れた。
 遠藤理事長は「気持ちはあった。選手を褒めてやりたい」と語った。
(2008年8月17日 福島民友・高校野球ニュース)

 

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