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燃えるスタンド、逆転信じ750人が大声援

燃えるスタンド、逆転信じ750人が大声援

逆転を信じ、最後まで声援を送り続けた一塁側アルプススタンドの聖光学院応援団

 「いいぞ聖光!」「ナイスプレー」。26日の第80回記念選抜高校野球大会で、一塁側アルプススタンドに陣取った聖光学院応援団は試合終了まで波打つように声をからしての応援を繰り広げ、奮戦するナインを支え続けた。対戦相手の沖縄尚学(沖縄)を上回る安打を放つなど優勝経験もある相手を苦しめ、声援に応えた聖光ナイン。在校生やOB、父母の会、関西県人会など約750人の大応援団は全力プレーに感動し、惜しみない拍手を送った。
 聖光学院は初回、ボークで失点。応援団も静まり返ったが野球部の佐藤秀和応援団長(2年)が鼓舞し、特設ブラスバンド部とともにスタンドをもり立てた。
 5回、聖光学院に2死満塁のチャンスが訪れると、会場のボルテージは最高潮に達した。安田将司選手(3年)の父で父母の会長の勝美さん(46)は「相手にもプレッシャーはある。あと一押し」とグラウンドに向かって声を張り上げた。
 好投するエース仲田浩人投手(3年)の勇姿を見守る父浩さん(49)と母紀子さん(47)も「バックを信じて懸命に投げている。勝ってほしい」と最後まで逆転を祈り続けた。
 センバツ初勝利まで、まさに「あと一歩」。ナインと苦楽をともにしてきた石田安広コーチ(29)の「100%以上の力を出し切った。この悔しさを夏につなげたい」という言葉が、応援団全員の気持ちを代弁した。

 主将ら力強いエール
 一塁側アルプススタンドには、昨年のセンバツに出場した前主将の高橋晋平さん(19)ら5人のOBが駆け付け、グラウンドで懸命にプレーする後輩たちに力強くエールを送った。
 時折、黒羽剛広主将(3年)にアドバイスすることもあるという高橋さん。「アルプススタンドは3年ぶりで緊張する」と、冗談交じりに話しながら会場入りしたが、試合が始まると応援団の先頭に立って黄色のメガホンから大きな声を張り上げ、後輩たちを励まし続けた。
 試合終了後、高橋さんは接戦に敗れてうなだれる後輩たちを見つめ「内容は悪くなかった。これに満足せず夏に向けてもう一踏ん張りしてほしい」と、夢舞台でのさらなる活躍を願った。
(2008年3月27日 福島民友・高校野球ニュース)

 

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