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郡山商ビシッと零封 エース橋本、打線鼓舞
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【磐城−郡山商】磐城を4−0で下し、勝利を喜び合う郡山商ナイン=あいづ球場
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第60回春季東北地区高校野球県大会第6日は25日、会津若松市のあいづ球場で準決勝2試合を行い、郡山商が磐城を4−0で下し、決勝に進出した。同時に、春季大会では郡山商が54年ぶり2度目の東北大会出場を決めた。
郡山商が長打攻勢で挙げた4回の4点を、エース橋本が磐城打線を6安打零封し、守り切った。
郡山商は4回、右前打の作間を置き、橋本の左越え二塁打で先制。さらに1死二塁から上野、井手田が連続三塁打し2点を追加。宗像も中前打で続き、突き放した。橋本は右横手からコーナーを突く投球で相手打線を翻弄(ほんろう)した。
磐城は3回一死一、三塁、三走鈴木峻が本塁を狙ったが、憤死。中盤以降は打線が沈黙、立ち直った石井を援護できなかった。
最終日の26日は、同球場で決勝と3位決定戦を行う。
駆け引き楽しむ右腕 54ねんぶり栄冠に王手
郡山商は橋本大(3年)の投打にわたる活躍で54年ぶりの東北大会出場を勝ち取った。
横手投げの橋本は切れのあるスライダーと伸びのある直球を主体に、今大会打撃好調の磐城打線から凡打の山を築いた。「自分は三振を取れる投手ではない。味方を信じて打たせて取るピッチングを心掛けた」。
1年秋からベンチ入りしている右腕は、マウンドで打者と駆け引きを楽しんでいた。
打撃では先制の適時打を放ち、チームに勢いを与えた。準々決勝から4番を任されており、まさにチームの大黒柱。5回終了時のグラウンド整備の間に、主将の遠藤聖人(3年)と2人で「4点リードしているが、0−0の気持ちで戦おう」とナインを鼓舞。互いに気を引き締め合った。
「これまでは精神面にもろさがあった」と相馬伸介監督。しかし県中支部大会の激戦を経て、ピンチにも動じない心の強さを身に付け制球に表れた。相馬監督は「今日は100点をあげたい」と喜んだ。
決勝では中学時代のチームメート太田良(3年)がいる帝京安積と対戦する。「成長した姿を見せたい」と橋本。54年前は県大会を制して東北大会に出場。夢の再現にはエースの活躍が欠かせない。
(2008年5月26日 福島民友・高校野球ニュース) |
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