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帝京安積・藤田監督、選手かばう
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【郡山商―帝京安積】7回裏、守備の乱れでピンチを迎えマウンドに集まる帝京安積内野陣=あいづ球場
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帝京安積は7回に守備の乱れで自らピンチを招き、逆転を許した。藤田進監督は「慎重に打球を処理しようとした結果だった」と教え子たちをかばった。決勝の郡山商戦は29年ぶりの優勝を狙った。しかしナインは「不測の事態」(藤田監督)に対応できなかった。
優勝を懸けた大事な一戦には、頼れる守りの要の捕手岡部拓也(3年)が前日のけがで欠場。相手投手も先発したエース橋本大(3年)はデータを十分に蓄積、3回で2得点を挙げ降板に追い込んだ。しかし2番手はこれまで対戦のない佐藤紀行(2年)。打線は鋭く低めを突く投球に翻弄(ほんろう)された。
データの少ない強豪が集う東北大会を夏の前哨戦に位置付け、アクシデントに負けない野球を貫く。
制球ミス悔やむ菅野
「立ち上がりは調子が良かったが、中盤以降は逆球が多くなり、ボールをコントロールできなくなった」。帝京安積の大黒柱菅野大晃(3年)は試合後、涙をこらえながら自らのピッチングを振り返った。
7回二死から味方の失策などで満塁のピンチに陥った。郡山商作間清隆に投じた5球目、低めに狙ったスライダーが高く浮き、痛打された。
「どんな状況でもチームの勝利に貢献できる選手になりたい」。菅野はそう言い残し、球場を後にした。
(2008年5月27日 福島民友・高校野球ニュース) |
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