横山、最後まで好投 今大会、大車輪の活躍
「横山の投球1球1球には気持ちがこもっていた」。聖光学院の捕手竹沢大貴(2年)は、今大会で大車輪の活躍を見せたエース横山貴明(同)の好投をたたえた。
県大会で本来の投球ができなかった横山に対し「お前がいなきゃ勝ち上がれない」と励まし続けた竹沢。投手の良さを引き出す配球を組み立てるために、対戦相手の研究にも熱心に取り組んだ。
延長10回で敗れた光星学院戦。「横山は最後までコントロールミスなく投げ込んだ。相手が一枚上」と完敗といった様子だった。
斉藤「力が足りず」
「相手投手の投球に対応することができなかった。力が足りなかった」。聖光学院のトップバッター斉藤晃平(2年)は延長10回に1点を返す左前打を放ったが、悔しさをにじませた。
斉藤は夏の甲子園で代打の切り札として3打数2安打と大活躍。全国レベルの投手との対戦経験を生かし、この日も2安打した。しかし「自分の振りができなかった」。5回の好機では三振に倒れ、先制のチャンスを逃した。
「光星学院と次に戦う時には絶対に負けない」。冬場に猛練習を積み、さらなるレベルアップを誓った。
(2008年10月13日 福島民友・高校野球ニュース)
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