新地高、夏の大会辞退 県高野連が辞退届受理
野球部員を含む複数の生徒が、昨秋から今春にかけ相馬地方で発生した自動車盗事件などに関与した疑いが明らかになった新地高(新地町)は8日、第91回全国高校野球選手権福島大会(7月10日開幕)への出場辞退届を県高野連に提出、受理された。県高野連によると、部員の不祥事を理由に同大会を辞退するケースは初めてという。新地高の辞退で、今大会の出場校は89校に変更となる。
県高野連の宗像治理事長は「出場校が1校減ってしまうのはさびしい」とした上で、「辞退理由の詳しい内容はまだ分からないが、不祥事が事実であれば残念なこと」と話した。高野連は22日に開く大会の組み合わせ抽選会で、今後の再発防止のため各校に注意を呼び掛けるという。
事件をめぐっては、相馬署が新地高を含む相双地方の複数の高校の生徒ら少年十数人から任意で事情を聴き、全容解明を進めている。
(2009年6月9日 福島民友・高校野球ニュース)
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