組み合わせでは、シード校以外の有力校がバランス良く分散し、シード校が順当に勝ち上がる展開も予想される。その中でも、第５シード・福島商と磐城の伝統校同士が初戦でぶつかる２回戦は注目される。
　第１シード・聖光学院が入るブロックは、学法石川をはじめ、福島東、修明、湯本、田村、学法福島、尚志などの有力校が集まる激戦区。聖光学院の実力が飛び抜けているものの、対戦校の戦いぶりも見ものだ。
　第２シード・白河のブロックは、好投手を擁する東日大昌平のほか、郡山東、原町、只見、安積などが虎視眈々（たんたん）と勝ち上がりを狙う。
　第３シード・日大東北が入るブロックは勝負強さが際立つ郡山商をはじめ、白河旭、勿来工、福島などの実力校の戦いぶりに期待がかかる。
　第４シード・光南のブロックには、成長著しいいわき光洋、好投手を擁する若松商、実力伯仲の福島南と会津のほか、白河実、小高工などが入った。
　同地区対決は例年より少なく、尚志−湖南、小名浜−遠野、磐城桜が丘−いわき総合の３試合。互いに手の内を知り尽くした相手だけに試合内容に期待したい。
　注目投手は、前回大会で２年生ながら快進撃を見せた只見のエース長谷川。成長した投球術が見られそう。このほか、聖光学院の層の厚い投手陣、日大東北が擁する５投手、東日大昌平の久保、光南の二瓶、富永の投球も楽しみだ。
（２００９年６月２３日　福島民友・高校野球ニュース）