> 高校野球ニュースTOP > 全国高校野球福島大会ニュース
|
双葉、強豪破り16強 佐藤が殊勲の三塁打
|
【福島商−双葉】7回裏双葉2死満塁、佐藤が右翼線に勝ち越しの三塁打を放ち、悪送球の間にホームイン。捕手熊坂=信夫ケ丘球場
|
福島商に対し、1−1の同点で迎えた双葉の7回2死満塁。絶好のチャンスで佐藤信史(3年)の放った打球は右翼線へと勢いよく飛び、走者一掃の三塁打。送球ミスも絡んで自身も本塁を突き、シード校を破る殊勲の一打となった。佐藤は「内角のスライダーだったが、狙っていたわけではない。来た球を打ち返しただけ」と劇的な場面を冷静に振り返った。
昨年までは投手として活躍していたが、右肩を手術し、約1年間は野球ができずリハビリ治療に専念、復帰したのは1カ月ほど前だった。「夏の大会に間に合ってよかった」と大会に懸ける思いを語った。
打ち破った福島商は、県内最多10度の優勝を誇る強豪。「『勝てる』というより『負けない』という気持ちで臨んだ」と挑戦者の闘志を垣間見せた。「一人一人がやるべきことをしっかりやれば、必ず結果はついてくる」と白河実戦も強気で戦う覚悟だ。
福島商・角田本塁打も勢い途切れ復活ならず
古豪復活を目指して双葉戦に臨んだ福島商。1点を追う7回、先頭打者の角田光司(3年)の本塁打で同点に並び、さらに四球と犠打で1死一、二塁と、逆転に向けて勢いづいた。しかし、外野フライで二走が飛び出し、併殺されて自滅、一度引き寄せた流れを手放してしまった。
角田は「同点になった時のいい雰囲気が続いてほしかった」と肩を落とした。昨年は準々決勝で涙を飲んだだけに、「今年こそは優勝して、監督に恩返しをしたかった」と、声を落とした。
(2009年7月19日 福島民友・高校野球ニュース)
|
|
民友携帯サイト
右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。
|
|
|
|