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▽準決勝
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聖光学院、1安打完封劇 V3へあと1勝
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【光南―聖光学院】光南打線を1安打完封した聖光学院のエース横山=いわきグリーンスタジアム
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第91回全国高校野球選手権福島大会第11日は24日、いわき市のいわきグリーンスタジアムで準決勝を行い、3年連続6度目の甲子園出場を狙う第1シード聖光学院と、初優勝を目指す第7シード東日大昌平が決勝進出を決めた。
聖光学院は5回、先頭の石川が左前打で出塁。犠打と盗塁で三進し、2死から田村の中前打で先制。8回には2死後、斎藤寛が右翼線に運び、続く横山の左越え二塁打で加点。山口も左翼線に二塁打を放ち、3連打で2点を奪取、リードを広げた。投げてはエース横山が相手打線を牛耳り、1安打完封した。
光南は1点ビハインドの8回、先頭の菊池がチーム初安打となる右前打で出塁したが、後続が倒れ、反撃の好機を逸した。
決勝は25日午後1時から、同球場で行われ、出場89校の頂点に立つチームが決まる。
横山、真価の直球 成長示す
9回表、光南の攻撃。聖光学院のエース横山貴明(3年)は打者2人をアウトにし、最終打者も残り1ストライクを残すのみという場面で、絶大な信頼を寄せる女房役の竹沢大貴(3年)のリードに珍しく首を振る。横山の投げた球は、ど真ん中の直球。その球が竹沢のミットに収まった瞬間、聖光学院の勝利が決まった。「(最後は)直球を投げたかった」。横山は真っすぐな目で答えた。
この試合で1安打完封した横山は、ここまで全5試合で37回3分の2を投げ、無失点に抑える快投。その理由は、春の大会後に変えた投球フォームにあるという。「ゆっくりなフォームから速い球を投げられるようになったことで、相手打者も打ちにくくなったはず」と直球の切れが増したことを挙げる。その集大成の球でフィニッシュを決めた。
理由は精神面での成長にもあった。「打たれても動じなくなった」という心境の変化が訪れたのは昨秋、エースナンバーを背負ってから。「1、2年のころは自分のために投げていた部分もあった。しかし、エースの自覚を持ってからは、バックを信じて投げられるようになった」とノーヒットノーランを阻止された8回安打にも平然。技術、精神両面で磨きをかけたエースは、決勝でもチームのために投げる覚悟だ。
(2009年7月25日 福島民友・高校野球ニュース)
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