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  聖光学院 挑戦の夏 (上)
執念の甲子園切符
激戦勝ち抜き成長 冷や汗発進、4連続逆転

執念の甲子園切符

「挑戦者」としての姿勢を失わず、3年連続の甲子園出場を決めた聖光学院ナイン

 第91回全国高校野球選手権福島大会を勝ち抜き、本県史上2校目となる3年連続の甲子園出場を果たした聖光学院。昨秋、今春の県大会を連覇し、本県をリードする強豪と呼ばれながら「挑戦者」であり続けるナインの歩みをたどる。

          ◇          ◇

 今大会、優勝候補筆頭に挙げられた聖光学院だったが、初戦の双葉翔陽戦は冷や汗スタートとなった。初回に先制点を奪われ、延長11回の末に辛勝。エース横山貴明(3年)は「初戦から厳しい試合を経験でき、免疫ができた」と収穫を口にした。

 だが、続く福島東、田村、学法福島戦も、甲子園出場を目指して王者に立ち向かおうとする相手校の気迫が聖光学院を苦しめた。「相手以上に挑戦する気持ちを持たなければ勝てない」。その思いを胸にナインは4試合連続の逆転勝利をもぎ取った。

 思い通りの展開にならず、ビハインドから勝利をつかむ苦しい試合を重ねた聖光学院は、確実に強くなっていた。斎藤智也監督は「教訓を与えてくれる試合に感謝しながら、一戦一戦を戦い抜いた」と振り返る。準決勝では春の県大会3位で、強打の光南を無失点に抑え、快勝した。

 そして迎えた決勝。相手は創部10年目にして初の決勝進出を果たした東日大昌平。聖光学院は相手投手の速球にもひるまず積極的な攻撃で先制。その後、勝ち急ぐ気持ちからか守備でミスが目立ち失点。粘りの追撃に追い詰められたが、最後は執念で甲子園出場の切符を勝ち取った。

 「夏の試合に楽な試合はない。それが“夏”」。主将松本剛(3年)のその言葉でスタートした福島大会。激戦を勝ち抜き、一回り成長したナインの甲子園での“挑戦の夏”が始まろうとしている。

(2009年7月27日 福島民友高校野球特集【聖光学院 挑戦の夏】)

 

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