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聖光学院が6年ぶりV/春季高校野球県大会
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【白河―聖光学院】7回裏聖光学院無死満塁、田村の右中間への適時二塁打で一走阿曽が生還し3点目。捕手関谷=いわきグリーンスタジアム
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第61回春季東北地区高校野球県大会最終日は25日、いわき市のいわきグリーンスタジアムで決勝と3位決定戦を行った。
決勝は、昨秋の県大会を制した聖光学院が、初優勝を狙う白河を4―1で下し、6年ぶり3度目の優勝。3位決定戦は、光南が前回覇者の郡山商を7―5で振り切り、8年ぶり3度目の東北大会出場を決めた。聖光学院は両校無得点のまま迎えた7回、無死満塁から田村の右中間への適時二塁打などで一挙4点を挙げ、白河を突き放した。光南は3回に先制、その後も着実に加点して迫る郡山商を振り切った。
優勝した聖光学院と準優勝の白河、3位の光南は6月5日から5日間、福島市のあづま球場と信夫ケ丘球場で開かれる東北大会に本県代表として出場する。東北大会の組み合わせ抽選は29日に行われる。
「好球必打」初級逃さず 田村が走者一掃
両校先発投手の好投でゼロ行進が続く中、7回の攻防が勝負の分かれ目になった。
白河は3番から始まる好打順も3、4番が中飛と左飛に倒れた。続く5番関谷俊希(3年)がカウント2―3から中前打を放つも、けん制球でタッチアウト。好機を広げることができなかった。
その裏、聖光学院は先頭の竹沢大貴(3年)が初球を中前に運び、続く斎藤寛生(3年)、阿曽竜哉(3年)の犠打が連続して敵失を誘い、無死満塁。
「みんなが、つなげてくれた好機を確実にものにしたかった。好球必打の気持ちで初球から狙っていた」。先制の好機に打席に立った田村勝歩(3年)は、こう場面を振り返った。初球のスライダーを振り抜いた打球は右中間を真っ二つ。走者一掃の二塁打に、ベース上でベンチとスタンドに向かって思わず「よっしゃあ」と叫んでいた。
東北大会では、強豪校との対戦が控えている。「まだまだ自分たちには甘いところがある。一戦一戦気持ちを出しながら戦いたい」。決勝で殊勲打を放ったヒーローは早くも東北大会に目を向けた。
(2009年5月26日 福島民友・高校野球ニュース) |
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