同点のピンチ見事に火消し リリーフ登板した遠藤
9回裏2死一、三塁で同点のピンチを迎えた聖光学院は、制球が乱れたエース横山貴明(3年)に代わり、遠藤昌史(2年)がマウンドに立った。球場を埋め尽くす観客が勝敗の行く末を見守る中、遠藤は「これほど自分を成長させてもらえる状況はない」と感謝の気持ちで臨み、最後の打者を三振で打ち取った。
野球以外でも「緊張することはない」と話す遠藤。「チーム公認」の勝負強さの秘訣(ひけつ)は「(自分が置かれている)場面を受け入れること」という。169センチ、67キロの小柄な体に強靭(きょうじん)な精神が宿る。
(2009年6月8日 福島民友・高校野球ニュース)
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