【安積黎明−勿来工】春秋通じて初の県大会で初戦突破を逃し、勿来工の校歌を聞く安積黎明ナイン＝白河グリーンスタジアム

　創部９年目で、春秋通じて初の県大会に出場した安積黎明は、いわき第２代表の勿来工に善戦したが１−３の惜敗。ナインは初陣を飾ることができなかったが、野球部の歴史に新たな一歩を刻んだ。
　８回を投げ抜いた１年生エース渡辺雅哉は「初回にいきなり連続三振をとり、気が緩んだのかもしれない。調子のよい時こそ注意しなければならないのに」と、２回に逆転された場面を悔やんだ。
　しかし、各地区の代表が競う県大会のマウンドを初体験し「力の抜き加減など自分の投球スタイルを再認識できた。走り込みなどで、制球力とスピードを伸ばしたい」とさらなる成長を約束した。
（２００９年９月２０日　福島民友・高校野球ニュース）