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聖光学院が機動力生かす 主砲・中村、豪快さ戻る
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【東日大昌平−聖光学院】7回裏聖光学院2死二、三塁、中村が中越えに走者一掃の三塁打を放つ=白河グリーンスタジアム
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第61回秋季東北地区高校野球県大会第6日は27日、白河市の白河グリーンスタジアムで準決勝2試合を行い、聖光学院は機動力野球で東日大昌平の守備の乱れを突き、終盤に加点して7−4で振り切った。聖光学院は4年連続の東北大会出場を決めた。
迷いを振り切った聖光学院の主砲が、ついに爆発した。
4番中村将太(2年)は身長181センチ、体重86キロの恵まれた体格を生かした豪快なスイングを披露。三塁打を含む2安打3打点を挙げる活躍で勝利の立役者となった。
7回には真ん中のスライダーを中越え二塁打、走者2人を返し、粘る東日大昌平を突き放した。責任感の強さから「期待に応えられず、悩んだ時期もあった」と中村。迷いから抜け出すきっかけとなったのは、県大会を前に横山博英部長から掛けられた「お前は“豪快さ”でいけ」のひと言だった。
大会を通して成長した中村は、決勝に向けて”豪快”なプレーを約束した。
東日大昌平、「打倒聖光」に気負い
夏の県大会決勝以来、胸に刻んできた「打倒聖光」に気負いすぎたのか、要所でのミスが目立った東日大昌平。機動力を生かして猛追を見せたが、一度もリードを奪うことはできなかった。
先発の押田英駿(2年)は「甘い球を見逃さず打ってきた。一つのミスから流れを持っていかれた」と相手の強さを再確認。主将の清水雅大(2年)は3位決定戦に向けて「勝てば東北大会で(聖光学院と)また戦うチャンスが出てくる」と、チーム一丸で奮起を誓った。
(2009年9月28日 福島民友・高校野球ニュース)
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