完成した聖光学院寮

　春夏通算８度甲子園出場の野球部など“全国区”となった運動部員のため伊達市の聖光学院が建設した「聖光学院寮」の落成感謝式は２０日、同寮内で行われた。
　運動部の男子寮で、鉄骨造り２階建て、約７１０平方メートル。４人部屋と２人部屋があり、９８人入寮できる。全館冷暖房完備。広々とした大浴場や食堂などを備え、食堂や各部屋などに１５８本のＬＥＤ照明器具が使われている。恵まれた住環境が部員らの活躍をサポートする。
　これまでは福島市内の一般賃貸アパートなどを借り上げて寮にしていたが、教師の目が届かないなどの問題があった。同窓会からの寄付などもあり、学校から徒歩５分の近距離に待望の寮が完成した。
　落成感謝式には約４０人が出席。遠藤道雄理事長が「皆さんの支援で待望の寮が完成した」とあいさつ。黒沢勇福島信用金庫理事長が祝辞を述べ、土地を提供した宍戸昭さんや施工業者、同窓会に感謝状を贈った。
　野球部の奥裕亮さん（神奈川県出身、３年）は「アパートの寮に比べ設備が充実している」と話した。
（２０１０年４月２２日　福島民友・高校野球ニュース）