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第2シード・東日大昌平無念 主将・清水、最後まで鼓舞
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【原町−東日大昌平】原町に敗れ、試合後涙を見せる東日大昌平ナイン=いわきグリーンスタジアム
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東日大昌平の先発マウンドを託されたのは、主将の清水雅大(3年)。当日に吉田幸祐監督から先発を言い渡されたが、「普段と特に変わらず、やってやるぞという気持ちだった。ブルペンでの出来も悪くなかった」という。先頭打者に投じた2球目は、自身にとって生命線の外角低めの直球だった。「ボール自体は悪くなかったのに、中前に運ばれて戸惑ってしまった」と振り返る。適時打と失策絡みで一挙に3点を奪われた。
その後は遊撃に就き、反撃機をうかがった。4点差で迎えた九回裏。攻撃を前に組んでいた円陣を解いた時、清水は「最後まで笑え」と声を掛けた。「笑っていないところには幸運は舞い降りない。結果はどうであれ、笑ってプレーしよう」と最後までチームを鼓舞し続けた。2死二、三塁と最後の意地を見せたが、原町のエース田原昇(3年)を攻略できず、3年生の夏は終わった。
「いまだに負けたという実感がわかない」と悔しさをにじませる清水。「新チームは吉田監督を信じてついて行ってほしい。県大会制覇ができるようなチームになってほしい」。果たせなかった県大会初制覇のバトンは、後輩たちに託された。
(2010年7月18日 福島民友・高校野球ニュース)
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