minyu-net

スポーツ ホーム 県内ニュース 連載 社説 イベント 観光 グルメ 健康・医療 購読申込  
 
> 高校野球ニュースTOP > 全国高校野球福島大会ニュース

1死満塁、聖光・根本が会心の一打 「小さく、シャープに」

1死満塁、聖光・根本が会心の一打 「小さく、シャープに」

【聖光学院−光南】5回表聖光学院1死満塁、根本が中越えに先制の適時三塁打を放つ。投手柏村、捕手菊池=開成山球場

 初球。弾き返した打球は、ナイン全員の思いを乗せて高々と中堅手を越え、緊迫感が漂うグラウンドの空気を聖光学院のムード一色に染め上げた。
 5回1死満塁。聖光学院の2番根本康一(3年)が外角気味の直球を振り抜いた。一瞬だった。
 根本は前の2打席とも三振。打席を待つ根本を斎藤智也監督が呼んだ。「チームバッティング。長打はいらない。ミートだ」。指示を胸に刻み込み、打席に立った。「小さく。シャープに」。
 いきなりその場面はやってきた。光南のエース柏村雄二(2年)の右手から狙っていた直球が投げ込まれた。「よっしゃ」。打球はぐんぐん伸びた。一気に3点を奪取。4回まで4安打を放ちながら、得点できず、試合の主導権を握れずにいたチームを救い、優勝に向けて一気に加速させた。
 機動力を駆使する俊足の根本。今大会は「打撃が苦しく、打てないことが多かった」という。自分の打撃に満足することができなかった。しかし、周りの選手を見た。「村島も板倉もつないでいる」。原点を見つめ直した根本が放った一打が、本県で誰も踏み込んでいない史上初の4連覇を引き寄せた。
(2010年7月24日 福島民友・高校野球ニュース)



 

福島民友新聞 購読ご案内

ご購読のお申込

会社案内
会社概要|▶支社・支局のご案内|▶窓の投稿
広告局のページ|▶福島民友愛の事業団
社内見学|▶移動編集局|▶民友メールアドレス

 民友携帯サイト
   NEWSmart

右のコードを読み取り、表示されたURLでアクセスできます。

QRコード
 

福島民友新聞社
〒960-8648 福島県福島市柳町4の29

個人情報の取り扱いについてリンクの設定について著作権について

国内外のニュースは共同通信社の配信を受けています。

このサイトに記載された記事及び画像の無断転載を禁じます。copyright(c) THE FUKUSHIMA MINYU SHIMBUN