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聖光学院4強ならず 優勝候補、興南に健闘

聖光学院4強ならず 優勝候補、興南に健闘

興南に敗れ、ベンチ前で整列する聖光学院ナイン=甲子園

 第92回全国高校野球選手権大会第12日は18日、兵庫県西宮市の甲子園球場で準々決勝2試合を行った。本県代表の聖光学院は第2試合で興南(沖縄)と対戦。春夏連覇を狙う強豪・興南から3点を先取したが逆転を許し、3―10で敗れた。県勢としては1971(昭和46)年に準優勝した磐城以来、39年ぶりの4強進出はならなかった。
 聖光学院は2回、先頭の遠藤雅洋選手(2年)が左翼線二塁打で出塁すると、三瓶央貴選手(3年)が犠打で送り、斎藤英哉選手(3年)の右翼線二塁打で先制。さらに星祐太郎選手(3年)の左翼線二塁打、歳内宏明投手(2年)の左前打で計3点を先行した。
 しかしその裏、エース歳内投手の制球が甘くなったところを痛打されて2点を失い、3回には同点に追いつかれた。続く4回には守備陣の乱れから逆転を許しその後も興南に主導権を握られ、突き放された。落ちる変化球を武器に広陵(広島)、履正社(大阪)の実力校をたて続けに封じてきた歳内投手だったが、準々決勝では決め球が浮いて興南に打ち込まれ、4回途中で無念の降板。打線は10安打を放つも二回に3点を挙げた後は要所を締められ、追いつくことができなかった。
(2010年8月19日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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