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● 聖光学院“夢貫く” 7度目の甲子園(上) |
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重圧を乗り越え快挙 全国頂点へ貫き通す夢
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大会史上初の夏4連覇を成し遂げた聖光学院ナイン。甲子園での戦いが始まる
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第92回全国高校野球選手権福島大会で4年連続7度目の甲子園出場をつかみ取った聖光学院。1996(平成8)年〜98年に日大東北が達成した3連覇を超え、4連覇という大会史上初の快挙を成し遂げた。優勝候補の筆頭と注目されながら、重圧に耐えて福島大会を制した聖光学院の歩みをたどる。
ここ数年と比べても選手へのプレシャーが大きい大会だった。春の東北大会を県勢として17年ぶりに制し、今大会は順当に第1シードとなった。前人未到の4年連続優勝が懸かり、関係者の期待も高まった。
「勝って当然」。そんな周囲の視線を受けながら、選手たちは大会を迎えた。初戦は一昨年の決勝で対戦した郡山商。昨年の初戦では、延長11回までもつれる大接戦を制し、冷や汗のスタートを切っていただけに、初戦の戦いぶりが注目された。
しかし、初回に先制すると、いわゆる「中押し」「だめ押し」の理想的な展開で大勝。斎藤智也監督が「初戦の緊張を考えると出来過ぎ」と評するほど順調なスタートだった。
大方の予想と反してシード校が次々と敗れる中、決勝までの4試合のうち、2試合をコールドゲームで制するなど順調に勝ち上がった。ナインは「負けられない戦い」を経験することで力強さを増していった。「負けないことが大事。苦しんで勝つことも必要」。斎藤監督はナインに手ごたえを感じていた。
迎えた決勝。序盤に得点できない苦しい展開だったが、最後は「1点差勝負」を覚悟して臨んだナインが甲子園への切符をつかんだ。甲子園の開幕まで、あと2週間。「全国の上に立つという信念を深める」と位置づける斎藤監督。その夢を貫き通す舞台が今始まろうとしている。
(2010年7月25日 福島民友高校野球特集)
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