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聖光学院、9回に逆転 日大東北、金星逃す
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【日大東北−聖光学院】9回表聖光学院1死二塁、三瓶の左前適時打で二走斎藤英が生還し逆転=ならは球場
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第62回春季東北地区高校野球県大会第5日は22日、楢葉町のならは球場、南相馬市のみちのく鹿島球場で準々決勝4試合を行い、昨秋の県大会覇者・聖光学院をはじめ、会津学鳳、双葉、東日大昌平が準決勝進出を決めた。聖光学院は同点で迎えた九回に一挙4点、6―2で終盤までもつれた接戦に勝ち、昨秋の県大会決勝と同一カードとなった試合を制した。会津学鳳は湯本を10−8で下し、県大会初のベスト4進出。双葉は両校無得点で迎えた延長十一回に得点、会津を振り切った。東日大昌平は10得点と打線が爆発、七回コールドで福島商に快勝した。
大会第6日の23日は、楢葉町のならは球場で準決勝を行う。対戦カードは聖光学院−会津学鳳、双葉−東日大昌平。
公式戦43連勝、県内記録更新
聖光学院はエース芳賀智哉(2年)が最後の打者を内野ゴロに打ち取り、学法石川の記録を抜く県内公式戦43連勝目を飾った。
「あくまでも通過点。夏を戦い抜くために選手たちに1試合でも多く経験させてやりたい」。斎藤智也監督は記録更新にもいつもの試合後と変わらぬ表情。主将の村島大輔(3年)も「特に意識することなく試合に入れた」と振り返った。
初回に先頭根本康一(3年)が四球で出塁、3番山口宏希(3年)の中前適時打で幸先良く先制した。しかし、二回から登板した日大東北の左腕佐藤駿介(2年)の緩急をつけた投球を前に、好機をつくるものの、あと1本が出ず、「嫌な展開」(斎藤監督)が続いた。
八回に日大東北の佐藤が降板、一気に畳み掛け同点。九回には四球で出塁した斎藤英哉(3年)を二塁に置き、途中出場の三瓶央貴(3年)。「真ん中低めの直球。差し込まれたかなと思ったが、飛んだコースが良かった」と逆転勝利を呼び込む適時打を放った。
「緊張、金縛りにあったような状態の中で逆転できた。本当に勉強させてもらった最後の二回だった」。斎藤監督は逆境での選手たちの集中力に大きな手応えを感じ取った。
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>>>> 《
5月22日の試合結果 》 |
◎―― ならは球場 ――◎
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聖光、9回に逆転 日大東北、金星逃す |
▽準々決勝
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1
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2
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3
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5
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6
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9
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計
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聖光学院
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1
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4
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6
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日大東北
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1
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0
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1
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0
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0
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0
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2
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双葉、延長戦制す 会津あと一歩、好機生かせず |
▽準々決勝
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5
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6
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9
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10
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11
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計
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双葉
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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1
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1
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会津
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0
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0
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(延長11回)
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◎―― みちのく鹿島球場 ――◎
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学鳳、初のベスト4 湯本無念、6失策が響く |
▽準々決勝
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1
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2
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3
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6
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7
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8
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9
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計
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会津学鳳
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0
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0
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4
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0
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3
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2
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0
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1
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0
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10
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湯本
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0
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2
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0
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0
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4
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2
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0
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0
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0
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8
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昌平、コールド勝ち 強打で福島商を下す |
▽準々決勝
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1
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2
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3
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4
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5
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6
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7
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8
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9
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計
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東日大昌平
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0
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0
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1
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0
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5
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1
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3
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10
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福島商
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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0
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(7回コールド)
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(2010年5月23日 福島民友・高校野球ニュース) |