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 ▽準決勝
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聖光学院、6年ぶり決勝 10安打で八戸工大一圧倒

聖光学院、6年ぶり決勝 10安打で八戸工大一圧倒

【八戸工大一−聖光学院】1回表聖光学院無死二、三塁、遠藤雅が右前2点適時打を放つ=岩手県営野球場

 第57回春季東北地区高校野球大会第4日は13日、盛岡市の岩手県営野球場で準決勝2試合を行った。
 本県第1代表の聖光学院は10安打と持ち前の打力を発揮、四球や敵失につけ込む試合巧者の戦いぶりで、八戸工大一(青森第1代表)を9−3で下し、決勝に駒を進めた。決勝進出は、東北(宮城)に優勝の栄冠を奪われた2004(平成16)年以来、6年ぶり2度目。県勢としては、05年に日大東北が決勝に進んで以来5年ぶり。
 準決勝の第1試合では、仙台育英(宮城第1代表)が青森山田(青森第3代表)に5−2で勝利した。
 最終日の14日は決勝を行う。聖光学院は、岩手県営野球場(午前10時開始予定)で、11年ぶりの優勝を狙う仙台育英(宮城第1代表)と対戦する。

 3戦連続で打線爆発
  猛打が止まらない。3戦連続の2けた安打と打線が爆発。聖光学院が初の東北チャンピオンの座に向けて一気に加速した。
 これまでの2戦。終盤の集中打で勝ち上がったが、この日は違った。得点機は初回から、いきなりやって来た。先頭の村島大輔(3年)、俊足の2番根本康一(3年)が内野安打で好機を演出すると、敵失で先制点をもぎ取った。
 ここからはミスにつけ込む聖光学院のペース。4番遠藤雅洋(2年)が、肩口から入ってくる内角高めのスライダーをバットの芯で鋭く捕らえると、一気に2点を奪取。遠藤の「勢いを付けることができてうれしい」との言葉通り、3回までに6点差をつけた。
 四回から八戸工大一にエース登板を余儀なくさせた後、スリークオーター気味の右腕から繰り出される130キロ台の直球の球威に苦しんだ場面もあったが、それは一時的なこと。6回には本塁打を含む4安打と、完ぺきに打ち崩して見せた。
 「序盤に相手のミスに助けられた面もあるが、効率よく攻撃できている」と斎藤智也監督も合格点を出した。決勝の相手は東北の雄・仙台育英。17年ぶりの県勢優勝を奪いに行く態勢は整った。
(2010年6月14日 福島民友・高校野球ニュース)



 

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