【八戸工大一―聖光学院】６回表聖光学院、右翼スタンドに飛び込むソロ本塁打を放ち、悠々とベースを回る斎藤英＝岩手県営野球場

　右翼席に飛び込む大会３号の本塁打を放った聖光学院の斎藤英哉（３年）は「ライトオーバーかなと思ったが、入ってくれた」と、打撃の感触を振り返った。
　内角気味、ベルト付近の直球を振り切り、公式戦初の本塁打。八戸工大一のエース中山勇也（３年）の攻略に手こずっていた中での貴重な本塁打だけに、「うれしかった」と白い歯をのぞかせた。
　今大会は、県大会の背番号「１５」からレギュラーナンバー「５」となった。「責任ある立場。決勝でも『振り切る』打撃をしたい」と静かに闘志を燃やした。
（２０１０年６月１４日　福島民友・高校野球ニュース）